大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FXウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!
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📝FXウィークリーテクニカルレポート(WEB記事)
ユーロ/ドル 高値圏での推移は買い方をサポートするか・・・
—動画要約—
市場全体の状況と背景
円高一辺倒のリスクは一時的に遠のいたものの、ドル円はまだ143円台であり、市場の不安定要素は完全には解消されていない
アメリカトランプ大統領の発言と撤回が繰り返されており、特に関税に関する発言の影響が大きい
関税問題自体は若干落ち着いてきた感があるが、相場が完全に安定するまでにはさらに時間を要する見通し
全体的に相場の不確実性が高く、各通貨ペアの動向を慎重に見極める必要がある
各通貨ペアの詳細分析
ドル円
先々週は安値で引けて下値不安が広がっていたが、先週火曜日に安値をつけた後、徐々に下値を切り上げて戻ってきた
週末(金曜日)には一週間の高値をつける展開となり、買い方には精一杯の戻りとなった
MACDではゴールデンクロスを示しており、短期移動平均線も上向き傾向に転換してきている
しかし、この価格帯には取引の重みがある上、それまで長期間だらだら下落が続いていたため、一気に上値を取る展開にはなりにくい状況
上昇に対する期待感は持てるものの、慎重な姿勢が必要
ユーロ円
陽線でピーンと跳ね上がり、高値で引けた
チャート的には突拍子もない形状になっているが、悪い形ではない
3月以降、なんとなく長方形のレンジを形成しており、そのレンジの上限に位置している
これまで短期・中期の移動平均線と絡み合うような動きが続いていた
4月11日には一度高値を攻めたが戻されたところ、今回はその高値を超えて終値ベースで高値更新
また、4月上旬のV字型の戻りもあり、下値切り上げの様相から高値引けとなった
MACDもゼロラインの上側でゴールデンクロスを形成しており、チャートの形状としては良好
意外感のあるチャート展開であり、そのような時は流れに乗っていくのも良い戦略
ポンド円
ユーロ円に連動する形で伸びてきた
しかし、ユーロ円と比較すると、ローソク足の実体部分が3本の移動平均線からそれほど上方に乖離していない
ドル円の影響を受けた部分があり、発射台が低かった点が影響している
MACDのゴールデンクロスから上昇という支援材料はあるものの
ユーロ円と比較すると、ポンド円はまだ高い位置にはなく、戻せばこの価格帯の重しが見えてくる
短期と中期の移動平均線がゴールデンクロスしているとはいえ、まだ「病み上がり症状」から日が経っていない状態
オージー円(豪ドル円)
順調に戻してきているように見えなくもないが、これまでの下落があまりにもだらだらと長く続いた後、クラッシュがあった
よくここまで戻ってきたという印象はあるものの、戻れば戻っただけ戻り売りが持ち込まれる可能性が高い
豪ドルを売るという選択肢は気持ち的になくなったが、あえて買うという選択肢もあまりない状況
下落とクラッシュ後の「病み上がり症状」が継続中と考えられる
通貨ペア比較と選択肢
全体的に各通貨ペアは下値不安が払拭されつつある段階
買いを入れるなら、ユーロ円が最も有力な候補
ポンド円も悪くはないが、チャート上の位置がまだ低すぎる点が懸念材料
オージー円も同様に過去の下落とクラッシュからの回復過程にある
ドル円自体がまだ元気がないため、円に対してポジションを取るならユーロ円が最適という判断
対ドル通貨ペアの分析
ユーロドル
週の前半(火・水曜)は下落傾向で、このまま進めば調整局面入りの可能性が高かった
しかし、木・金曜は水曜日の価格帯の内側で推移し、気持ち調整程度に留まった
MACDではデッドクロスがギリギリ形成されているが、このチャートから売りに転じたと判断するには時期尚早
例えば終値ベースで先週の安値を下回るような展開になれば明確な調整局面と判断できるが
現状ではまだ買いで攻めることができると判断される
ポンドドル
週の動きとしては火・水曜に下落、木曜に戻すという展開だが、実体が比較的高い位置をキープしている
ドルの金利はかなり下がってきているが、これは将来の景気悪化を見込んだ金利低下という側面が強い
このチャートからはポンドドルが高い位置を維持しており、ドル売りの気持ちが強まっていると考えられる
この状況を裏返すと、ユーロドルもまだ買いで攻められる可能性が高いと判断できる
豪ドル米ドル
中期・長期の移動平均線が若干ながら右上がり傾向を見せ始め、その上側で推移している
特に月・火・水と動き、特に火・水曜には長い上ヒゲを形成し、水曜日は陰線で引けたが木曜日に陽線で戻している
このようなチャートパターンを見ると、売り崩すのは難しい状況と判断できる
ドルは買いか売りかと言えば、現状ではどちらかといえば売りという見立て
金利低下、ドルに対する信任度、アメリカトランプ大統領の発言など様々な材料が山積みだが、チャート的にはドル売りの方向性が強い
総合的な結論と今後の見通し
全体的に見て、市場の下値不安は徐々に払拭されつつあるが、明確な上昇トレンドも形成されていない
通貨ペアの中では、ユーロ円が最も買いやすい状況にあり、次点でポンド円も検討に値する
ただし、ポンド円はチャート上の位置がまだ低く、慎重な判断が必要
ドルに対しては全体的に売りの方が優勢であり、特にユーロドルとポンドドルはドル売りの展開が続く可能性
現在の相場環境は引き続き難しい状況が続くと予想され、しっかりとしたポジションマネジメントが極めて重要
特にボラティリティ(価格変動性)の高い環境では、利益確定のタイミングや損切りの設定を明確にすることが重要
各通貨・商品の相関関係にも注意を払い、バランスの取れたポートフォリオ構築を心がけるべき
この分析から、短期的にはユーロ円と金が最も魅力的な投資対象と考えられるが、市場の不確実性が高いため、ポジションサイズの管理と適切な利確・損切りラインの設定が成功の鍵となるでしょう。
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「井上義教 氏」
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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